「まだ見ていますか」——サイトに残された謎のコメント

発端は今月18日、SNS上に投稿された一本の動画。投稿者は「実家の録画HDDを整理していて見つけた」とした上で、ひぶちテレビの過去の放送録画の特定の時点(2分17秒)に不自然な映像が含まれると指摘した。

この投稿がXなどで拡散されたことを受け、インターネット掲示板では有志による詳細な調査が始まった。調査によると、ひぶちテレビの公式ウェブサイトのHTMLソースコードには、以下のコメントが記載されているという。

<!-- まだ見ていますか。番組表を確認してください。2009年11月 -->

また、同サイトの放送アーカイブページでは、2009年11月のデータだけが「一部欠損」を示すマークが付いており、具体的には同年11月14日(土)の午後8時から9時59分のデータが「status: NOT_FOUND」という形式で表示されるという。

「霞野再生プロジェクト 第3回」は放送中止だった

さらに調査によると、当該時間帯には「霞野再生プロジェクト 第3回 比斑地区・これからの土地と暮らし」という番組が放送予定だったが、「放送中止」となっていたことが確認されたという。

同時期には「比斑地区 都市計画道路整備事業」に関する住民説明会(翌11月15日に予定)が中止されていたことも、同サイトのキャッシュから判明しており、一連の事象の関連性を指摘する声もある。

消去された名前、謎のイニシャル「K.K」

同サイトの検索機能では、「退職」というキーワードを入力すると、2011年3月31日付のスタッフ異動告知が表示されるが、本来名前が入るはずの箇所が黒塗り(█████)状態になっているという。

また、データの削除・フィルター設定の承認者として「K.K」というイニシャルを持つ人物の名前が複数の内部ログに確認されているが、現在の役員一覧には同イニシャルに該当するとみられる人物の名前がない。

ひぶちテレビの回答(本紙取材)
「お問い合わせいただきました件につきまして、そのような事実は確認されておりません。弊局ウェブサイトの運用については適切に行っております」

この件について、インターネット上では「テレビ局ないし第三者による意図的な仕掛けではないか」という見方と、「実際に何かが揉み消されたのではないか」という見方に分かれて議論が続いている。本紙では引き続き取材を続ける。